BSスカパーの番組、「ダラケ!」のアシスタントである米田弥央さんが、遺品整理士歴7年以上、こなしてきた件数は1500件以上という「マインドカンパニー」の遺品整理士、鷹田了さんと、女性遺品整理士、上野貴子さんに遺品整理について話を伺っている回があったので、こちらをシェアしておきます。

2016年以来、孤独死は増えている?

鷹田さん(遺品整理士)鷹田さん(遺品整理士)

業界全体的に増えています。

米田さん米田さん

季節的にはどうなのでしょうか?

鷹田さん(遺品整理士)鷹田さん(遺品整理士)

今の時期は冬なので孤独死は減っていますが、多いのは夏ですね。
特にピークは7~8月ですね。

米田さん米田さん

じゃあ、お正月はそんなにですか?

鷹田さん(遺品整理士)鷹田さん(遺品整理士)

そうですね。正月は孤独死の件数が少ないです。

ただ正月は、孤独死が発見されるのが少ないというだけです。

実際に亡くなっている方は多いですが、正月というタイミング的に外へ孤独死ということが広がらず、春先に発見される確率が高いです。

女性の遺品整理士もいる?

米田さん米田さん

上野さんも遺品整理士なのでしょうか?

上野さん上野さん

はい。遺品整理士として現場でやらせていただいております。

米田さん米田さん

女性の遺品整理士はどれくらいいるのでしょうか?

鷹田さん(遺品整理士)鷹田さん(遺品整理士)

女性の遺品整理士は割合的にはかなり少ないです。

米田さん米田さん

それじゃ、女性遺品整理士はかなり貴重な存在ですよね。

鷹田さん(遺品整理士)鷹田さん(遺品整理士)

そうですね。男性には出来ない仕分けやきめ細かいサービスは、女性の遺品整理士にやってもらっています。

米田さん米田さん

なるほど、仕分けやきめ細かいサービスを男性の遺品整理士にガサッとやられるよりは、女性にしてもらったほうが、依頼者も安心できるというわけですね。

実際に現場で働いてみて、どうでしょうか?上野さん。

上野さん上野さん

女性がその場にいるだけで、声をかけやすいと感じてもらっているみたいです。

米田さん米田さん

確かに、会社とかでも受付に女性がいると、入りやすいですものね。ちょっとしたことでも、違うものなのですね。

今まで一番キツかった現場は?

米田さん米田さん

ちなみに、今まで一番キツかった現場を教えてください。

上野さん上野さん

そうですね、精神的にキツかったのは、特殊清掃の後の遺品整理に入れていただいたときですね。

床に人型の跡形があるのを見た瞬間に、「あぁ、これは大変なお仕事についてしまったな。」と思いました。

ご家族も離れて暮らしてらっしゃったみたいなので、いろんな想いをしてここで暮らしてらっしゃったんだなと思うと、「大丈夫ですからね。最後はちゃんと、やらせていただきますよ。」という気持ち、覚悟が芽生えました。

米田さん米田さん

放送の時もおっしゃってましたが、最後は溶けてしまうんですよね。

ちなみにそれは、男性だったんですか?女性ですか?

鷹田さん(遺品整理士)鷹田さん(遺品整理士)

男性ですね、50代くらいの。

米田さん米田さん

鷹田さんが一番、大変だった現場はありますか?

鷹田さん(遺品整理士)鷹田さん(遺品整理士)

全部大変と言われれば大変なんですが、臭いを完全に消すという責任があるということですね。

工程で1つでも抜けてると臭いが残ってしまうので、特殊清掃に関して言えば、精神的に結構キツいところがあります。

米田さん米田さん

ニオイの原因ってなんなのでしょうか?

鷹田さん(遺品整理士)鷹田さん(遺品整理士)

人間のタンパク質がニオイの根源だと言われています。

そのニオイは腐敗臭や腐乱臭などと名付けられますが、あれは実際に現場にいる人しか分からないような嗅いだことのないニオイですね。たとえようがありません。

ニオイは深呼吸を5回してからマスクをつけることで、一応、素の状態に近くなります。

この動作をしないと、ニオイが蔓延している部屋の中で、ニオイが残っているかどうか?分かりません。

米田さん米田さん

じゃあ、鼻が詰まっていると、仕事にならないんですね。

鷹田さん(遺品整理士)鷹田さん(遺品整理士)

そうですね、まあ私は花粉症ですけどね。

米田さん米田さん

え、大丈夫ですか!?(笑)

鷹田さん(遺品整理士)鷹田さん(遺品整理士)

まあ、その時期は案件が少ないので大丈夫です(笑)花粉症が終わると、案件が急に増えます。

鷹田さんの家はどんな感じ?

鷹田さん(遺品整理士)鷹田さん(遺品整理士)

私の部屋ですか?(笑)まだ築6年くらいの戸建てなので、今のところキレイだと思います。

米田さん米田さん

鷹田さんは自分の家を掃除を自分で行うのですか?

鷹田さん(遺品整理士)鷹田さん(遺品整理士)

仕事でお客さんの家を丁寧に掃除するので、逆に自宅ではあまりやらないです(笑)
どちらかと言うと、女房のほうがやってます。

ただ、掃除は好きです。
キレイになった状態を想像するのが好きで、徐々にキレイになっていくのを見ると楽しいです。

最近の現場の写真を見せてください

鷹田さん(遺品整理士)鷹田さん(遺品整理士)

死後一か月の写真です。体液がクッションを貫通し、その下の床に染みついています。
冬場なので、まだマシです。

体液を試験管に入れて検出し、その体液に合う薬品を洗剤を使用するという業者もあります。

市販で使用しているものを教えてください

鷹田さん(遺品整理士)鷹田さん(遺品整理士)

洗浄剤で言えば、サンポールですね。(笑)

米田さん米田さん

ちなみに、鷹田さんが自宅で洋服に使用する洗剤は何を使ってらっしゃるのですか?

鷹田さん(遺品整理士)鷹田さん(遺品整理士)

服ですか?普通の洗剤には特にこだわりありませんよ。(笑)

孤独死の対策を教えてください

鷹田さん(遺品整理士)鷹田さん(遺品整理士)

孤独死は、セルフネグレクトによるものが多いです。

セルフネグレクトとは自分自身を管理できなくなり、他人との関係も拒否し、社会から孤立してしまうことです。

その結果、精神的疾患、認知症、うつ病などを発症し、多くが孤独死してしまうと言われています。

今、見守りサービスと言って、一人ぐらいの高齢者が増えていることから、高齢者の安全を確保し、緊急時には必要な対応をとるサービスが実施されています。

離れて住んでいる親に、大体、2週間くらい電話やメールで連絡が行きます。

例えば、元気なのか、病気なのか?何も連絡がないのか?などの安否確認が可能となります。

これが広がれば、孤独死があったとしても、早期発見が可能となります。
そのサービスにより、大家さんへの負担が一気に減ります。

本当は孤独死が減るのがベストですが、今はベターな方法をとりつつ、孤独死が減る方法を研究中です。

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