今回は、血液が付着してしまった部屋を遺品整理士や特殊清掃士がいかに清掃していくか?をお伝えいたします。

血液が付着したものを撤去していく

血液の血生臭いニオイはもちろん、胃液や内臓のニオイも付着してしまうので、血を吐いて血液が付着した物は全て撤去となります。

例えば、カーペットやソファ、洋服などに血液が付いてしまっているのなら、それらを撤去していきます。

最悪の場合、血液が床などに染み込んでしまうと、その床の部分を切り取らなければニオイが残ってしまい、ニオイの除去が不可能となってしまうこともあり得ます。

そうなった場合、フローリングの張り替えは必要になります。

ただ、洗剤などで血液を除去できるレベルなら洗剤を使います。

なぜなら、劇薬ではもろい家具だと剥がれ落ちてしまうためです。
ですから、メラニンスポンジにアルカリ性の洗剤をつけて洗浄していくことが多いです。

床はブラシや電気ブラシを利用して血液を落とし、綺麗にしていきます。

血液による詰まりの解消

血液は基本的にドロドロしているので、時間がたってしまうと、固まって詰まりの原因となってしまうため、吐血した場所が浴槽や洗面所などといった場所にある水道だった場合、血液の詰まりを解消する作業をおこないます。

普通の洗剤で固まった血液を落とすことは困難なので、ここでは苛性ソーダという薬剤を用います。

ちなみに苛性ソーダは劇薬なので、直接手で触れるとただれてしまうので、自分でおこなおうとする方は気をつけて下さい。

苛性ソーダを使って血液を落としていく流れとしては

・固体の苛性ソーダをお湯で溶かして液体にして流す

・光の加減を調整して汚れを全て除去する

・細長いブラシで排水溝の詰まりを解消する

・脱臭機・オゾン機をまわす

となります。

最後の作業として、完璧にニオイを除去するために、特殊清掃屋が用意した脱臭機やオゾン機を部屋で回します。

部屋の広さにもよりますが、大体、1〜2時間程度回すことになります。

もちろん、どこまでの範囲を洗浄するかでかかる時間は変わりますが、ざっと半日で作業は終了すると思っておいて問題ありません。

まとめ

以上が遺品整理士や特殊清掃士が血液を落とし、血液がこびりついた物品を除去していく作業でした。

家族のみで行う場合でも参考にしてみるといいですね。

ポイントは、アルカリ性の物質を使って、タンパク質を分解することです。

ぜひ、やってみてください。

ただし、血液などの体液で汚れた部屋ではマスクなどをしたりして最善の注意を払わないと、空気感染してしまう恐れがあります。

自分たちだけでは無理だということは、迷わず遺品整理士や特殊清掃士にお願いしましょう。

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