今回は、特殊清掃業者として働いている知り合いのSさんに、実際、特殊清掃はどのようにキツイのか?聞く機会があったので、聞いてみました。
精神面は仕事と割り切ることで乗り切れた
これは人によるとは思いますが、人がなくなった直後の部屋を清掃するのは、体液やニオイ、部屋の散らかり具合などから伝わってくるので、働き出してはじめの方は精神的にくるものがあります。
ただ私は仕事だと割り切ることで精神的にダメージを負うことはなくなりましたが、繊細な人はもしかしたら耐えれないかもしれませんね。
体力が奪い取られる
特殊清掃中は密封された部屋の中で、防護服を着て、防塵防毒マスクをしながらお片づけ作業や清掃・解体作業などをおこないます。
なので暑いですし、呼吸に関しても少し息苦しく、かなりの体力が奪われることは確かですね。
また、現場によっては、マスクを装着していても、ニオイが鼻まで伝わることもあります。
なので精神的なストレスだけに限らず、身体的なストレスもたくさんありますね。
特にきつかったのは大豪邸を清掃した時!
間取り的にも7、8部屋あってリビングも20帖くらいのお部屋を清掃したときはかなり疲れました。
ほぼ全ての部屋で腰以上の高さまで物が積み重なっていました。
そのお部屋は時期もあってか、血液のニオイも濃かったですし、害虫やウジ虫も大量に発生していました。
先ずはじめに血液、体液部分を除去する特殊清掃作業を行いました。
通常よりも2倍近くの血液量だったので、染みも恐らく、床下まで広がっているということが予想できましたし、ニオイの原因になっている物や残り香の除去にかなり時間を割きました。
どれだけ4トン車を出したかな?というくらい出しましたし、重たいものを何十、何百往復して運び出すのはシンプルに疲れます。
また、歩いているとたまに床が抜けているところがあり、踏み外してしまうこともありました。
実際に作業にかかった日にちは6日間。この間はほかの作業員と一緒にヒーヒー言いながら働いてましたね。
我々は業者側なので、仕事をもらえるのは大変ありがたいのですが、今回のような大豪邸で何百往復もして運び出さなければならないほど物であふれかえってしまうまえに、終活をしておいたり、周りの親族の方々が生前中に物を整理してあげるのも1つの手だと思います。
そちらのほうがコスパ的にも良いですしね。
それでも、故人とは仲が悪かったり、絶縁的な状況であるというなら仕方ありませんけどね。その時は、私たち特殊清掃業者にお任せください。
まとめ
以上が、特殊清掃士として働くSさんがキツイと思ったことや出来事でした。
Sさんの場合は、精神的なことよりも、シンプルに身体的にキツイことがたまにあるようですね。
その点は、現場でのお仕事や、お引越し業者と似た感じがしますね。
要は慣れなので、「俺は肉体的にもヤレる!」って人は、特殊清掃士として向いているかもしれませんね。
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