今回は真夏などといった特に暑い日におこなう特殊清掃作業の流れをお伝えいたします。
夏場は死亡してからわずか一週間ほどでも腐敗が進み、床下にも染みが移ります。

1.消毒

 

一番初めに行う作業は、消毒です。
具体的には、空間を安定させるための消毒となります。

現場によっては、防塵防毒マスクをしても、ニオイが突き抜けてしまうことがあるので、一番はじめに空間を安定させるための消毒をすることにより、ニオイがかき消され、比較的に作業が出来やすい場を作り出すことができるのです。

2.ニオイがうつっている残置物の撤去

次に、仕分けとなります。
ほぼ全ての物品ニオイが移ってしまっているので、ニオイの原因物となり得る残置物は全て撤去します。

ちなみに、孤独死現場の冷蔵庫内にはかなり時間のたった食料が保存されていることがよくあり、生ゴミのようなニオイがすることが大抵です。
孤独死した人が高齢者だと、特に起こり得ることで、中には十年近く前の食料が保存されていることもあります。

3.書類関係の仕分け

書類関係の仕分けは、かなり重要な作業です。
具体的には

・土地の権利書・賃貸借契約書
・保険関係の書類
・有価証券
・その他金融関係の書類

などがたくさん含まれている可能性があるので、一枚一枚、丁寧に仕分けします。

4.故人が倒れていた布団などの箇所の梱包

次に、故人が倒れていた布団などの梱包をします。

梱包せずに外に出すと、ニオイが外に出てしまうので、ラップで完全に密封して袋詰めにし、できるだけ外にニオイが出ないようにします。

ちなみに、布団の上で亡くなるケースはよくありますが、マットレスなどと違って薄い生地の布団だと、畳、さらに下地の下まで染み込んでしまう可能性は高まります。

実際に下地を捲ってみた画像↓

この畳についてもお片づけしなければ、ニオイの原因はとれないので、畳を一つ一つ、剥がしていき、新しい畳を設置し、体液の染み込んだ畳は梱包していきます。

真夏だと、このように、畳の下のバラ板まで染み込みこんでしまう可能性が高いです。
ベニヤ板なら一枚板なので大丈夫ですが、バラ板はそうではないので、そのまたさらに下まで染み込んでしまいます。

結果、作業量が増え、費用が高まるケースが多いことが真夏の特殊清掃作業のポイントとなります。

5.オゾン脱臭機でニオイをかき消す

真夏はニオイが特に充満しているので、長めにオゾン脱臭機を使います。
ただ、そこまで気が利くかどうか?はその特殊清掃業者によりますけどね。

そのあと作業をおこなう大工さんに負担がないように、そこまでできるのが、優良な特殊清掃業者といったところですね。

まとめ

夏場の孤独死現場は、このようにして綺麗になります。

ただ、夏場は放置していると、被害が広がってしまうので費用が高くなってしまったり、隣人や大家からクレームが来てしまうので、迅速に対応するようにしましょう。

出来れば、遺品整理は夏前におこなう方が良いですね。

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