大物ユーチューバーヒカルが雇ったゴミ屋敷清掃業者は違法かも！？

YouTubeをご覧の方ならだれもが知っていると言っても過言ではないあの大物ユーチューバーヒカルがなんと先日、ゴミ屋敷清掃業者を雇った企画をおこなっていました。

ヒカルによると、「ゴミ屋敷を丸ごと買い取って、全て綺麗にするにはいくらかかるのか？」

そして、「その中身を全部、査定してもらったらいくらになるのか？」というお金持ちでないと出来ない大変面白そうな企画です。
私自身も、「え、いくらくらいになるんだろう？金目の物なんてないでしょ。・・・でもひょっとしたら掘り出しものがあるかも。」てな風に、ちょっと気になってしまいました。

ちょっとネタバレするとゴミ屋敷を清掃したことで、60万円もの価値がある物品が出てきたそうです。

動画用に用意したかもしれないという疑問は残りますが、夢はありますね。

が、このゴミ屋敷清掃業者、違法業者だと声をあげる業者さんがいるのも事実なんです(泣)

問題の動画↓

ユーチューバーヒカルが雇った業者が違法？

なんと、ユーチューバーのヒカルが雇っているゴミ屋敷清掃業者は正規ではないんです。

というのも、ヒカルが雇ったゴミ屋敷清掃業者は、一般廃棄物の収集運搬の許可をもらっていないんですよね。
なので、違法業者だということになります。

何故、これが分かったのかというと、あの動画を観ていただければお分かりいただけるのですが、業者名が作業服の背中の部分に書かれていますよね。

その業者名を東京都が公表している一廃業者名簿で調べたところ、記載されていないんです。

ただ、この記事にも書いてある通り、自治体によっては一般廃棄物の収集運搬の許可証というのは非常に取りづらいもので、取得するのはもはや不可能と言っても過言ではない地域があるのも事実です。

そんな中、業者が法律に引っ掛からないように考える方法が「建前」です。

例えば、この遺品整理業者さんが使っている手法は「人生最後のお引越し」です。

つまり、ゴミ屋敷清掃に関しても、一般廃棄物を処分すると捉えるのではなく、引っ越しと捉えるのであるなら、法律には引っ掛からないのです。

まとめ

YouTubeは今の時代、テレビと同じくらい、もしくはそれ以上観られている動画コンテンツであり、不特定多数の人が毎日のように観ていますよね。

そんな中で、大物ユーチューバーが利用している業者が法令を遵守していないってのは、少しだけ不安な感じはします。

ただ、今、現状では遺品整理やゴミ屋敷清掃に対しての法整備がしっかり整っていないため、建前さえあれば、違法ではないと主張する業者もたくさん存在します。

ただその反面、理由や建前はどうであれ、廃棄物を無許可で運搬する事は立派な違法行為と捉えるめちゃくちゃ真面目な業者も少なくありません。

この件に関しては、「いや別に建前さえあれば大丈夫ですよ。」だなんて無責任なことは、私からは言えませんが、テレビに出ているような遺品整理・特殊清掃業者であっても、一般廃棄物の収集運搬の許可証を取得していないことが多いのは事実ですし、誰も損していないどころか、依頼者はお金を貰える＋ヒカルは動画のネタになり、ゴミ屋敷清掃業者は仕事を貰うことができ、視聴者は楽しむことが出来たというのもまた事実。

この点はまだまだ微妙なラインなので、「まあ、大丈夫だろう。」という人は前者を選択し、「いや、ダメだろ。」という人は、後者側業者に依頼するようにしましょう。